いろのつぶやき
マティス展
マティス展に行ってまいりました。
マティス展 Henri Matisse: The Path to Color (exhibit.jp)
まずは友人とランチ
どこか懐かしく日本の四季を感じられる韻松亭さん。
板前さんの丁寧で繊細なお仕事を感じられる花籠膳は
見た目だけでなくお味も繊細な美味しさ。
さあ、ご満悦な腹ごしらえも完了!
花籠膳もマティスに見えてしまう不思議(笑)
マティスは日本の浮世絵の色彩に魅了され影響を受けたという話を思い出します。
東京都美術館へ。
入場制限はあるものの、やはりどんどん人出は増えていますね。
「マティスと言えば」というような超有名どころはそう多くはありませんが、
沢山の習作や彫刻があり、
マティスの心の片鱗にふれることが出来る展示でした。
「彫刻が良かったわよ~」との知人からのアドバイスを聞き、
しっかり鑑賞。
なるほど。
習作やデッサン画の多さもしかりですが、
伝えたい表現のための無駄のそぎ落としをするために
いかに観察を大切にしていたのかがよくわかりました。
伝えたいことを伝えるための努力。
才能だけではないんですね。
そして今回購入した図録集とトートバック。
トートバッグは、これからの季節に使いやすそうな色で決めて
購入してきました。
が!!!
図録集でこの元絵のタイトルを見てびっくり!!
「ピエロの埋葬」
おりしも愛犬の1周忌。
なんだか天国の愛犬からのプレゼントをもらった気持ちになりました。
埋葬というタイトルの言葉とは裏腹に、
決して暗い絵ではない配色。
馬車という進むモチーフと明るいピンク。
ひとつの区切りをつけて、楽しく進んでいこう…
そんな気持ちになりました。
ベージュの心理
衣替えのシーズンですね。
自分の洋服だけなので大したことはありませんが
冬物セーター類を引きずり出してびっくり!
こんな色ばかり着ていたのね。。。。。
なぜなら
昨年冬はまだ犬が生きていたから。
犬の介護で抱っこする時間が長いため、犬の毛が目立たない服ばかり着ていました。
今年の冬は、犬の毛を考えずに色を選べるのね…
嬉しいというよりも、やっぱり寂しいなあ。
もとい!!
お洋服のベージュって使いやすい色ですよね。
ベージュは黄色×オレンジの混色に白を足したものが基本。
ものによってはピンク系やグレージュなども含まれていたりします。
生理学的には、「最も筋肉が弛緩する色」とのことで、
リラックスしたいとき、
癒されたいとき、
などに好まれる傾向があります。
なるほど、介護の心労をベージュが助けてくれていたことになりますね。
また、ベージュは茶色をライトにした色。
「土」や「木の幹」なども連想される色なので、
「落ち着く」「ホッとする」など感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身も無意識のうちに、犬が心配でストレスを抱えている自分を
ベージュで包んで落ち着かせていた気がします。
さてさて。
今年はどんな色のセーターを買いましょうか!
犬が生きていてくれていたころを思い出す色にもなってしまいましたが、
「悲しい色」と捉えるか
「ともに生きた思い出の色」と捉えるか。
どちらを選ぶかは自分の問題。
私は彼とともに生きていた大切な思い出の色として
ベージュを大切にしていきたいと思います。
※自分にとって「気になるあの色」はどんな気持ちが隠れているんだろう??
そんな興味が湧いてきた方は
ぜひワークショップへいらしてみてくださいね!
11月開催ランチワークショップ - カラフルコンパス (colorful-compass.com)
出会った色を楽しむ
色を楽しむ
「色彩心理」とか
「アートセラピー」などの言葉がつくと
なにか絵を描くとか
芸術的なことを思い浮かべると思います。
もちろんそういうことがメインではあるのですが、
「色を楽しむ」ためには
特に必要ではなかったりします。
例えば毎朝使うタオル。
今朝の気分はどんな色?
と思いながら選ぶのも楽しい時間です。
最近のお気に入りは
優しいイエローと
爽やかなグリーン。
今は明るいグリーンに感じる新芽のような感覚と
柔らかい木漏れ日のようなイエローで
新たなライフスタイルに対して
穏やかに進んでいこうとする自分を感じたりします。
少し前まではピンクベージュのタオルが心地良かったんです。
この頃は自分の内側の気持ちを見つめていた期間。
インプットだけでなく
アウトプットも自分に加わってきたということでしょうね!
色彩心理は
このように日常の生活に密着して
セルフケア出来るのが良いところです😊
♯色彩心理 ♯緑 ♯黄色